書評・ノウハウ

『読書する人だけがたどり着ける場所』人生が深まる読書術【書評】

目次

この本との出会い

どうも!自由を求める読書家サラリーマンossaです!

『読書で豊かな人生を送る』をコンセプトに、書評を通じて読書の魅力を伝えるブログを運営しているんですが、ふとこんな事を考えていました。

自分は本当に読書の魅力を分かっているのだろうか?

そんな事を思っている時に出会った本が『読書する人だけがたどり着ける場所』です。

読書する人だけがたどり着ける場所 齋藤 孝(著/文) - SBクリエイティブ

こんな悩みを解決

・読書の魅力ってなに?
・読もう読もうと思っているけど、続かない…。
・違うジャンルを読みたいけど一歩を踏み出せない!


『読書するひとだけがたどり着ける場所』は、読書の魅力を全然知らない読書初心者の方や、何となくで読んでるけどいまいちタメになっているのか分からないという方に、読書の魅力を存分に教えてくれる本です。

著者は教育学者の斎藤孝さんで、テレビ番組の『世界一受けたい授業』や『全力!脱力タイムズ』に出演している方です。
コミニュケーション関連の書籍も多く出しているためか、ユーモアを織り交ぜた非常に親しみやすい言葉で書いているなという印象を受けました。


そんな親しみ安い内容で、読書の魅力を存分に教えてくれる『読書する人だけがたどり着ける場所』のポイント3つを紹介したいと思います。

・読書の魅力を的確に伝えてくれる
・『深める』読み方
・数々の名著を紹介

3つのおすすめポイント解説

ポイント①
読書の魅力を的確に伝えてくれる

本の帯にもある、本物の教養は、読書で身に付く。

読書の魅力を伝える言葉として、キャッチーで凄く胸に響く言葉ですね。
既に読書をする人にとって、これ程嬉しく励みになる言葉はありません。
そして、これから読書をする人にとっても読書の魅力の一つを的確に伝える言葉だと思います。

この本は、簡単に言うと読書によるメリットを解説している本になるのですが、読書によって得られるメリットを存分に深堀しています。

読書により、「知識」「思考力」「認識力」が深まり、最終的に「人生」が深まる。
読書は人生に深みをもたらす。

人が生きる意味を問いながら、その深みを掘っていくのが人生の醍醐味

出典:読書する人だけがたどり着ける場所

作者は、読書は人生に影響するといっています。
読書の魅力はまさに無限大です。

確かに私も読書をするようになって、こんな変化を感じるようになりました。

・資産形成やブログ作成など、仕事以外の知識も身についた。(知識)
・物事を色々な角度から考えられるようになった。(思考力)
・気持ちの変化に対応するのが上手くなった。(認識力)

自称読書家の私でも、少し考えただけで読書からコレくらいの恩恵を受けているなと感じます。

読書によって『知識』『思考力』『認識力』を深めることができ、結果総合的に『人生』がいい方向に進んでいく。

私は「読書により人生を豊かにする」をコンセプトに、このブログを立ち上げましたので、ブログを見てくれる方に本の魅力を精一杯伝えて、読書を通じて一緒に豊かになれればと思っています。

なので、読書の魅力を知る上でこの本は欠かせないものかなと思っています。

読書の魅力を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。


ポイント②
『深める』読み方を教えてくれる

この本では、読書の魅力を伝えると同時に「深める」読み方も教えてくれます。

「思考力」「知識」「人格」「人生」これらを深める読み方になります。

読書は文章を読むだけではなく、深めるには工夫が必要とのことで、数多くの「深める」読み方を解説してくれています。
工夫して読むことにより、読書の魅力を知り継続した読書が出来るようになる。
その結果、知識や思考力が深まっていく。

今回はその中でいくつか抜粋して紹介します。

「深める」読み方

①ツッコミを入れる
②出会い頭で知識を広げる
③読んだ本のポップを考える

①ツッコミを入れる

ニーチェにもツッコミを

出典:読書するだけがたどり着ける場所

作者は深まる本の読み方として、ツッコミを入れるといいと言っています。
本を読みながら、「そんなわけないだろ!」とか「よしなさい!」とツッコミを入れて笑いながら読むことで、感情が動くそうです。

何とも奇妙だけど本筋をひも解くと、なるほどとなります。

笑うのは感情が動いているということで、その本を読んだ体験自体がおもしろく心に残るということ。知識として残すだけでなく、その本を読む行為を体験として心に残す。

皆さんも読書に限らず、楽しい体験は心に残ると思います。

②出会い頭で知識を広げる

これは私も無意識にやっていたことですが、書店に行ってたまたま出会った本を買って読むということです。出来れば、知らない分野の本がいいと作者は付け加えています。

その時の気分によって、知らない分野のたまたま選んだ本により新しい知識を吸収できる。
正直、外れだなと思う事もあるかもしれませんが、何か一つでも知らないことに触れるということが大切だということです。

昨今はネット通販でも本は買えますが、書店に足を運んで本との出会いを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

もちろん、時間が無い方はオンライン書店を使って知らない本に出会うのもありだと思いますよ。

③読んだ本のポップを考える

読んだ本のおすすめ文を書くのも「深める」方法の一つだと語っています。

ノートの切れ端に書く、スマホのメモに残すなどでもいいと思います。
おすすめ文を書くには、誰に向けて書くのか、読むことによってどんな変化があるのか、自分にとってどんな影響があったのかを考えなければならないので、自然と深く読むことになります。

人に伝えるには、内容を理解していなければなりませんからね。

この本を読む前から、このブログを始めていましたが、自然と深い読み方になる仕組みに取り組んでいたんだなーと思ってます。

皆さんもおすすめ文を考えるのに慣れてきたら、その文をブログやSNSを活用して発信してみるのも読書を深める楽しみ方の一つかもしれません。

最近では、ブクログなどの書評専用のアプリもありますので、試してみてください。
私は、自分が読んだ本の本棚として活用していますが、レビューも簡単に書けるのでおすすめですよ!

ポイント③
数々の名著を紹介

この本では、数々の名著が40作品ほど紹介されています。

私はほとんどビジネス書しか読まないんですが、「現代に必要な知識が持てる名著10」や「人生を深める名著6」など、得られるものごとに紹介されているため、非常に分かりやすく興味をそそられます。


挑戦したこと無いジャンルに挑むきっかけとして、参考にしてみてはいかがでしょうか?

紹介されている本の一部を紹介しますので、興味があったら読んでみてくださいね。

思考力を高める名著

『五輪書』
宮本武蔵/著
渡部一郎/校中
岩波文庫/出版

『君主論』
マキャヴェッリ/著
佐々木毅/全訳注
講談社学術文庫/出版

『寝ながら学べる構造主義』
内田樹/著
文春新書/出版

現代に必要な知識が持てる名著

『ソロモンの指環』
コントラート・ローレンツ/著
日高敏隆/訳
早川書房/出版

『アイヌ文化の基礎知識』
アイヌ民族博物館/監修
草風館/
出版

『日本思想全史』
清水正之/著
筑摩書房/出版

人生を深める名著

『金閣寺』
三島由起夫/著
新潮文庫/出版

『詩のこころを読む』
茨木のり子/著
岩波ジュニア新書/出版

『辞世の歌』
松村雄二/著
笠間書院/出版

まとめ

私がおすすめする『読書する人だけがたどり着ける場所』まとめ!

この本はこんな人におすすめです!

・読書の魅力ってなに?
・読もう読もうと思っているけど、続かない…。
・違うジャンルを読みたいけど一歩を踏み出せない!

おすすめポイントはこちら!

・読書の魅力を的確に伝えてくれる
・『深める』読み方を教えてくれる
・数々の名著を紹介


今回は以上になります!
皆さんも読書で人生を豊かにしましょうね!