どうもー!
自由を求める読書家サラリーマンのおっさです!!
サラリーマンって奴隷だよね。
突然なに?って言われそうですが、私がサラリーマンを奴隷制度だと思っている理由は
- 時間的自由がないから
- 嫌いな上司にもペコペコして仕事する義務があるから
- 給料の減額など会社の都合によって買い叩かれるから
もちろん、やりがいや成長志向を持っている方は、「そんなことはない!!」というかもしれません。
しかし、どちらも持っていない私にとっては、会社に人生を握られている奴隷という感覚があるんですよ。
嫌なら辞めれば?
という話になるんですが、生活のためには働かなければいけないし…
このように同じ悩みを持つ方は結構いるんじゃないでしょうか?
そんなサラリーマンの方に、紹介したいのが「人生の授業」という本になります。
人生をよく生きるには?
この疑問に答えてくれる作品となってます。
この本は、サラリーマンの方だけではなく
- 自分の感情をコントロールできない人
- 人間関係に悩む人
- 自分の容姿に悩む人
このような悩みを持つ方々におすすめになります。
目次
人生の教科書
奴隷で足に障害を抱える、哲学者「エピクテトス」が同じ奴隷の若者「ニウス」に奴隷が奴隷でありながらいかに真の自由を手にするかを教える物語です。
私がこの本から教わったことは
自分が持っている、不安や不満についてどのように考えるべきなのか。
これになります。
サラリーマンを奴隷制度と感じている私には、内容がすごく響きましたね。
なので、同じ立場にいるサラリーマン方には是非読んでみてほしいです。
また本書の特徴は、
各章「漫画で概要説明→文章で詳しく」という流れで進むところ。
漫画で分かりやすく全体を掴ませて、文章で詳しく説明をすることで、誰でも内容を簡単に理解することができるようになっています。
なので読書が苦手な方でも非常に読みやすいですよ。
真の自由とは
本書に記載されている真の自由を得るための考え方については、4つの章で構成されています。
①認識を正す
②感情の奴隷から脱する
③人間関係のしがらみから自由になる
④真に成長し良く生きる
これらを順番に解説していきます。
認識を正す
まずは、認識を正すことが自由に至る道であるとエピクテトスは言っています。
認識を正すとは、「我々次第でないものを軽く見ること」
つまり、自分ではどうしようもない事柄を気にしないことです。
もう少し詳しくいうと、
例えば『財産や名誉など』自分でコントロールできないことを見極め選択することです。
つまり、我々次第でないもの=コントロールできないものとなります。
自分でコントロールできないものに囚われと、不安や羨望に支配され不幸への一歩となります。
皆さんの悩みや欲望は、自分でコントロール出来ることでしょうか?
- 他人の明るい性格を羨む
- 人からの評価が気になる
- お金持ちになりたい
- 容姿の悩み
一見、お金持ちになりたいという願望は努力次第でなんとかなりそうです。
ですが、ビジネスには多少なりとも他人(顧客)の意思や運が関わりますので、完全なコントロール下にあるとは言えないとエピクテトスは言っています。
一方、自分でコントロール出来るものは
- 判断すること
- 欲望
- 意欲
- 忌避(嫌うこと)
これらは、自分でコントロール可能です。
欲望や意欲など、意識的にコントロールするのは骨が折れますが、決して不可能ではないのです。
コントロールできることできないことは下記の図のようになります。
幸福への一歩は、コントロールできるもの・できないものを見極めることにあります。
感情の奴隷から脱する
ストア派の哲学によると、負の感情に支配されることが不幸の最大原因と言われています。
- 不安にかられること
- 悲しみに沈むこと
- 怒りに震えること
こうした負の感情は、自分の周りの環境のせいと思いがちです。
しかし、これらの感情がどういった性質のものと考えるか、その価値判断を下すのは本人の考え方次第となります。
例えば、友人に自分の欠点を指摘された場合
怒りを覚える人もいれば、反省し正す人もいます。
これは、怒りやすい人、温厚な人など、いわゆる「性格」と言われることが多いですが、実は本人の考え方によるものが大きいのです。
負の感情に溺れているとき、どうしても周囲の原因があると思いがちです。
しかし、そういった時は自分の凝り固まった判断から逃れられない状態にあるのです。
こういった時は、他にも別の見方があるかもしれないと想像し、検討してみること。
つまり、一旦冷静になり他の方向から物事を見る癖をつけましょう。
人間関係のしがらみから自由になる
偏った先入観が、人間関係の悩みを長引かせる
不幸の原因として、人間関係も挙げられる。
- 誰かに嫌われているかも
- 自分だけ不当な評価を受けている
エピクトテスは、偏った先入観が、人生の悩みを長引かせるといっている。
例えば、「この人とは合わない」と思うことがあるだろう、そういった先入観は相手を避けるなどの行動に現れる。
しかし、この行動を続けていても関係は改善しないし、悩みが消えることもない。
重要なのは、「先入観を捨て、相手、そしてお互いの関係をじっくりと理解するよう努めること」
過剰な承認欲求が、我々を奴隷仕立て上げる
他人に気に入られたいという願いは、誰もが抱いているものです。
しかし、自分が好きだからといって相手からも同じように好かれるとは限らない。
片思いの恋愛がいい例ですが、相手が自分を好きでないことがわかるり思い悩む。
なんとか好かれたいと思い、あの手この手でアプローチ。
それでも駄目だ、ああ悲しい‥
10年前の私の話です。笑
この状態は、自分の行動原理を他者に握られてしまっている状態にあります。
つまり、他者の奴隷になっている状態です。
会社の昇進や昇給、最近ではSNSのいいねなんかもそうですね。
人から認められたいと望むことも決して悪いことではありませんが、過剰な承認欲求は自分を奴隷に仕立て上げる行為にほかなりません。
真に成長し、よく生きる
負の感情の根源「自己欺瞞」
自己欺瞞に陥らないよう、自分自身にこそ警戒の目を光らせること
出典:人生の授業 著:荻野弘之 かおり&ゆかり(漫画)
自己欺瞞とは、「自分に都合のいい解釈をすること」です。
エピクテトスは自己欺瞞こそ負の感情の根源と語っています。
- これだけやってあげたんだから恩を返してくれるはず
- 仕事の成績がよかったから上司から評価されるはず
など、人は誰でも多かれ少なかれ無意識に「自己評価」を下して生きています。
この自己評価と他人の行動がマッチしないと、人は怒りや不快感などの負の感情に支配されます。
しかし、注意しなければならないのは、この自己評価が正しい根拠に基づいた正当な評価なのかを考える必要があるということです。
大切なのは、
先入観や偏見が入り込んでいないか一度考えてみること
その結果考えを改めることができれば成長への第一歩となります。
脇役にままでも、精一杯生きなさい
「君は演劇の俳優である」
出典:人生の授業 著:荻野弘之 かおり&ゆかり(漫画)
エピクテトスは分かりやすく人生を演劇に例えている。
たとえ、端役や悪役であったとしても見事に演じきることが大切だと伝えている。
自分に与えられた役割を正しく理解して、自分は何を望まれているのかを見抜くことが求められる。
演劇では、「誰もが主役」というわけにはいきません。
人生=舞台という一定の制約の中で、
自分の手で変えることのできるものは何か、またその反対に受け入れなければならないものは何か。
その境界を正しく見極めることが、本当の意味で自分らしく生き抜くということであると語っています。
まとめ
今回紹介した、人生の教科書まとめです。
この本は、人生をよく生きるには?
こんな、誰もが持っている疑問に分かりやすく答えをくれる作品でした。
- 自分の感情をコントロールできない人
- 人間関係に悩む人
- 自分の容姿に悩む人
これらの悩みに対して、自分はどのような考え方を持つことが大事なのか分かりますので
読めばきっとあなたの力になってくれます。
では、今回は以上になります!
読書で人生は豊かになる!
今回は以上になります!
読書で人生は豊かになる!